時代は今、オトナの音楽 <Age Free Music> を必要としています! 富澤 一誠

邦楽は<J-POP>系と<演歌・歌謡曲>系と大きく2つのジャンルに分けられますが、最近この2つのカテゴリーに入らないニュー・ジャンルが生まれつつあるようです。たとえばミリオンセラーとなった秋川雅史の「千の風になって」は<演歌・歌謡曲>とは言い難いし、さりとて<クラシック>でもありません。同様に、すぎもとまさとの「吾亦紅」は<演歌・歌謡曲>に近いけれども断定はしにくいし、秋元順子の「愛のままで…」もなんとなく<演歌・歌謡曲>に入れられてはいるが、何か引っかかるものを感じてしまいます。

最近出てきたアーティストだけではありません。森山良子、加藤登紀子、高橋真梨子、谷村新司、さだまさし、布施明などキャリア・アーティストも<J-POP><歌謡曲・演歌>と呼ぶにはしっくりこないものがあります。そこで私は考えぬいて命名することにしました。彼らのような大人の歌を歌える実力派アーティストを<Age Free Artist(エイジフリー・アーティスト)>と呼ぶことにします。年令なんか関係ありません。アーティストは実力が全てなんです。そんな意味もこめて<エイジフリー・アーティスト>です。そして彼らが作り出す“成熟した大人の歌”を<Age Free Music(エイジフリー・ミュージック)>と名づけます。

私を含めて<シニア>と呼ばれることに抵抗感を持つ人が多いのは事実ですが、だからこそ「年令なんて関係ない」と思っている“エイジフリー”な人たちが増えているのです。現在40歳以上64歳までの人口は4358万人だそうです。40歳以上はというとなんと7000万人です。私もそんな中のひとりです。正直言って、私は61歳になりますが、年令なんて関係ない、と思っています。まさに“Age Free”です。そんなエイジフリーな人たちが求めているのが<エイジフリー・ミュージック>なのです。エイジフリー世代が好んで聴く“オトナの音楽”<エイジフリー・ミュージック>が「J-POP」「演歌・歌謡曲」と並ぶニュー・ジャンルになることは必然です。私たち大人は今こそ宣言すべきです。「We love Age Free Music!」と。